WEB制作の見積もりで
確認すべき15項目
騙されない発注チェックリスト
WEB制作 2026.02.15
見積もりの「読み方」を知らないと損をする
WEB制作の見積もりを初めて受け取ったとき、多くの方が「これは適正価格なのか?」「何が含まれていて、何が含まれていないのか?」と悩みます。
WEB制作の見積もりは、制作会社によってフォーマットも項目名も異なり、同じ内容でも表現が違ったり、重要な項目が省略されていたりします。知識がないまま比較すると、金額の安さだけで選んでしまい、後から「レスポンシブ対応は別料金でした」「修正は3回までで、超えると追加費用です」と言われるケースが後を絶ちません。
本記事では、WEB制作の見積もりで必ず確認すべき15の項目をチェックリスト形式で解説します。この記事を手元に置いて見積もりを確認すれば、重要な見落としを防ぎ、適正な判断ができるようになります。
【基本項目】サイトの仕様に関する確認
チェック1:制作ページ数と内訳
見積もりに含まれるページ数と、各ページの内容が明記されているか確認しましょう。
- トップページ、会社概要、サービスページ、ブログ、問い合わせなど、具体的なページ名が列挙されているか
- 「下層ページ◯ページ」という記載の場合、どのページが含まれるか確認
- 追加ページの単価はいくらか(1ページあたり3万〜10万円が相場)
確認ポイント:「◯ページ一式」という曖昧な表記ではなく、ページ名の一覧があるか?
チェック2:レスポンシブデザイン(スマホ対応)
2026年現在、レスポンシブ対応は必須ですが、見積もりに明記されていない場合があります。
- レスポンシブ対応が制作費に含まれているか、別料金か
- 対応するブレイクポイント(PC、タブレット、スマートフォン)の範囲
- 対応ブラウザの範囲(Chrome、Safari、Edge、Firefoxなど)
確認ポイント:「レスポンシブ対応込み」と明記されているか?別料金の場合いくらか?
チェック3:CMS(コンテンツ管理システム)の導入
自社で更新できる仕組みがあるかどうかは、運用コストに大きく影響します。
- CMS導入が含まれているか、オプションか
- どのCMSを使用するか(WordPress、microCMS、Shopifyなど)
- CMSで更新可能な範囲(ブログのみ?ページ全体?)
- CMS操作のレクチャーは含まれるか
確認ポイント:CMS導入の有無と費用、更新可能な範囲が明確か?
【SEO・集客関連】見落としがちな重要項目
チェック4:SEO基本設定
SEOの基本設定が制作費に含まれているかどうかで、公開後の集客力が大きく変わります。
- 各ページのタイトルタグ・メタディスクリプションの設定
- 見出しタグ(h1〜h3)の適切な設計
- 画像のalt属性の設定
- サイトマップ(XML)の生成と送信
- Googleアナリティクス・サーチコンソールの設定
- 構造化データ(JSON-LD)の実装
確認ポイント:上記の項目のうち、どこまでが含まれているか?構造化データの実装は特に確認を。
チェック5:SSL証明書(HTTPS化)
SSL対応はセキュリティとSEOの両面で必須ですが、費用の扱いは制作会社によって異なります。
- SSL証明書の取得・設定が含まれているか
- 無料SSL(Let's Encrypt)か有料SSL(企業認証型)か
- HTTPからHTTPSへのリダイレクト設定が含まれているか
確認ポイント:SSL対応が含まれ、HTTPS化が標準仕様になっているか?
【インフラ関連】ランニングコストに直結する項目
チェック6:ドメインの取得・管理
ドメインは「サイトの住所」です。誰の名義で取得するかは非常に重要なポイントです。
- ドメインの取得費用は含まれるか(初年度は年間1,000〜5,000円程度)
- ドメインの名義は自社か制作会社か(必ず自社名義にすべき)
- ドメインの更新管理は誰が行うか
確認ポイント:ドメインが自社名義で取得でき、管理権限が自社にあるか?
チェック7:サーバー(ホスティング)
サーバーの選択は、表示速度・セキュリティ・運用コストに直結します。
- サーバー費用は見積もりに含まれているか、別途月額か
- どのサーバーを使用するか(エックスサーバー、さくら、AWSなど)
- 月額費用の目安(共有サーバー:月500〜3,000円、VPS/クラウド:月3,000〜20,000円)
- サーバーの契約名義は自社か制作会社か
確認ポイント:サーバー費用と契約名義が明確か?制作会社に依存しない体制か?
チェック8:納品後の保守・運用
サイト公開後のメンテナンスは、安定運用のために不可欠です。
- 保守契約の有無と月額費用(相場:月額5,000〜30,000円)
- 保守に含まれる内容(サーバー監視、バックアップ、セキュリティアップデート、軽微な修正)
- 保守契約は必須か任意か
- 保守を依頼しない場合、自社で何をする必要があるか
確認ポイント:保守の内容・費用・範囲が具体的に説明されているか?
【制作プロセス関連】トラブルを防ぐための確認
チェック9:修正回数と追加修正の費用
デザインやコーディングの修正回数に制限がある場合が多く、ここが後から揉めやすいポイントです。
- デザイン修正は何回まで含まれるか(一般的には2〜3回)
- 修正回数を超えた場合の追加費用(1回あたりの単価)
- 「修正」の定義は明確か(色の変更とレイアウト変更では工数が全然違う)
- 公開後の修正対応はどうなるか
確認ポイント:修正回数の上限と超過時の費用が明記されているか?修正の定義が曖昧でないか?
チェック10:納品スケジュール
制作期間とマイルストーンが明確でないと、プロジェクトがずるずると延びるリスクがあります。
- 制作開始から納品までの全体スケジュール
- 各フェーズ(要件定義、デザイン、コーディング、テスト、公開)の期間
- 発注者側の確認・フィードバック期間の想定
- 遅延が発生した場合のペナルティや対応方針
確認ポイント:具体的な日程が入ったスケジュール表が提示されているか?
チェック11:ソースコードの所有権
これは最も重要でありながら最も見落とされやすい項目の1つです。
- 納品されるソースコードの著作権・所有権は誰に帰属するか
- 制作会社を変更する際に、コードやデータを引き渡してもらえるか
- テンプレートやライブラリのライセンスに制約はないか
確認ポイント:契約書に「著作権は発注者に帰属する」もしくは「使用権を発注者に許諾する」と明記されているか?
【コンテンツ・追加機能】オプション費用の確認
チェック12:アクセス解析の設定
サイト公開後のデータ分析基盤の構築は、改善サイクルを回すために不可欠です。
- Googleアナリティクス4(GA4)の設定が含まれるか
- Googleサーチコンソールの設定と連携
- コンバージョン計測(問い合わせ完了、電話タップなど)の設定
- Googleタグマネージャー(GTM)の導入
確認ポイント:GA4とサーチコンソールの設定は最低限含まれているか?コンバージョン計測もあるか?
チェック13:コンテンツ制作(テキスト・画像)
サイトに掲載するテキストや画像を誰が用意するかは、費用に大きく影響します。
- テキストライティングは含まれるか、自社で用意するか
- 写真撮影は含まれるか(含まれる場合、撮影回数と枚数)
- ストックフォトの使用と費用
- イラストやアイコンの制作
確認ポイント:どのコンテンツが制作費に含まれ、どれが自社用意なのかが明確か?
チェック14:写真・動画の撮影・編集
プロのカメラマンによる撮影が必要な場合、かなりの追加費用がかかります。
- 撮影の費用(1回5万〜15万円が相場)
- 動画制作の費用(1本10万〜50万円程度)
- 撮影した素材の著作権・使用権の帰属
- 素材のレタッチ・編集費用
確認ポイント:撮影が必要な場合、費用・回数・納品形式が明記されているか?
チェック15:AI検索最適化(LLMO/GEO対策)
2026年の新しいチェック項目として、AI検索への対応が含まれるかどうかも確認すべきです。
- 構造化データ(JSON-LD)の実装は含まれるか
- FAQPage、Article、BreadcrumbListなどの主要なスキーマ対応
- llms.txtの作成・設置
- E-E-A-Tを考慮したコンテンツ構造の設計
確認ポイント:AI検索対応が見積もりに含まれるか、オプションの場合いくらか?
発注前チェックリスト(保存用)
以下のチェックリストを使って、見積もりの内容を確認しましょう。すべての項目にチェックが入れば、安心して発注できます。
基本項目
- [ ] 制作ページ数と各ページの内容が明記されている
- [ ] レスポンシブデザイン(スマホ対応)が含まれている
- [ ] CMS導入の有無と費用、更新可能範囲が明確
SEO・集客関連
- [ ] SEO基本設定(タイトル、メタ、構造化データ等)が含まれている
- [ ] SSL対応(HTTPS化)が含まれている
インフラ関連
- [ ] ドメインが自社名義で取得できる
- [ ] サーバー費用と契約形態が明確
- [ ] 保守・運用の内容と費用が具体的に説明されている
制作プロセス関連
- [ ] 修正回数の上限と超過時の費用が明記されている
- [ ] 具体的な納品スケジュールが提示されている
- [ ] ソースコードの所有権が自社に帰属する(または使用権が許諾される)
コンテンツ・追加機能
- [ ] アクセス解析(GA4・サーチコンソール)の設定が含まれている
- [ ] コンテンツ制作(テキスト・画像)の担当分担が明確
- [ ] 撮影が必要な場合、費用と条件が明記されている
- [ ] AI検索対応(構造化データ・llms.txt等)の対応範囲が明確
見積もり比較で注意すべき3つのポイント
1. 金額だけで比較しない
安い見積もりには、含まれていない項目がある可能性が高いです。「何が含まれているか」を項目ごとに比較することが重要です。上記チェックリストの各項目について、3社の対応を横並びで比較表にすると、違いが明確になります。
2. 初期費用+ランニングコストのトータルで比較
初期費用が安くても、月々の保守費用やサーバー費用が高い場合があります。初期費用+3年間のランニングコストで総額を算出し、比較しましょう。
3. 見積もりの質そのものを評価する
見積もり書の丁寧さは、その制作会社の仕事の質を反映しています。項目が具体的で分かりやすい見積もりを出す会社は、制作プロセスも丁寧な傾向があります。逆に、大雑把で説明が少ない見積もりの会社は、制作中のコミュニケーションも雑になりがちです。
まとめ
- WEB制作の見積もりは15項目をチェックし、抜け漏れがないか確認する
- 特に「レスポンシブ対応」「修正回数」「ソースコード所有権」は要注意
- ドメインとサーバーは必ず自社名義で取得・管理すべき
- SEO基本設定とアクセス解析の設定は、制作費に含まれるべき最低限の項目
- 2026年はAI検索対応(構造化データ・llms.txt)の項目もチェック
- 金額だけでなく、初期費用+3年間のランニングコストのトータルで比較する
OTASUKE WEBでは、上記15項目すべてを明確にした透明性の高い見積もりをご提供しています。レスポンシブ対応、SEO基本設定、構造化データ実装、アクセス解析設定はすべて標準で含まれており、追加費用の心配はありません。見積もりの比較でお悩みの方は、ぜひOTASUKE WEBの見積もりも比較対象に加えてみてください。