WEB制作でよくある失敗事例10選
発注前に知っておくべき注意点

WEB制作 2026.02.18

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なぜWEB制作で「失敗した」と感じる企業が多いのか

ホームページを新しく制作したり、リニューアルした企業の中には、「思っていたのと違う」「お金をかけたのに成果が出ない」と後悔するケースが少なくありません。

WEB制作で失敗が起きる原因の多くは、制作前の準備不足と知識不足にあります。本記事では、実際にありがちな失敗パターンを10個取り上げ、それぞれの原因と予防策を具体的に解説します。これからWEB制作を検討している方は、ぜひ発注前のチェックリストとしてお役立てください。

失敗事例1:目的を決めずに制作を始めてしまう

何が起きるか

「とりあえずホームページを作ろう」という曖昧な動機で制作を始めると、完成したサイトの方向性がブレます。「集客用なのか、採用用なのか、ブランディング用なのか」が不明確なため、中途半端なサイトになりがちです。

予防策

  • 制作前に「誰に」「何を」「どうしてほしいのか」を明文化する
  • KPI(月間問い合わせ数、アクセス数など)を具体的に設定する
  • ターゲットユーザーのペルソナを作成する

失敗事例2:デザインだけにこだわり、成果を考えない

何が起きるか

「かっこいいデザイン」を追求するあまり、ユーザーの使いやすさや集客効果が犠牲になります。アニメーションが派手すぎて読み込みが遅い、メニューの場所がわかりにくい、お問い合わせボタンが見つからないといった問題が発生します。

予防策

  • デザインの目的は「ユーザーを目的のアクションに導くこと」と認識する
  • 参考サイトを選ぶ際は、見た目だけでなく「使いやすさ」も評価基準に入れる
  • デザインの判断基準を「自分の好み」ではなく「ターゲットユーザーにとって適切か」にする

失敗事例3:SEO対策を無視して制作する

何が起きるか

見た目は綺麗なのに、検索エンジンで全くヒットしないサイトが出来上がります。制作後にSEO対策を「追加」しようとしても、サイトの根本構造から見直す必要があり、大幅な改修コストが発生することも。

予防策

  • SEO対策は制作の「最初から」設計に組み込む
  • 制作会社にSEOの知見があるか確認する(過去の実績を聞く)
  • キーワード戦略、サイト構造、内部リンク設計を制作前に策定する
  • 構造化データの実装を要件に含める

失敗事例4:モバイル対応を軽視する

何が起きるか

現在、WEBサイトへのアクセスの70〜80%がスマートフォンからです。PCで見た時は綺麗なのに、スマホで見ると文字が小さい、ボタンが押しにくい、レイアウトが崩れるといった問題が起きると、ユーザーは即座に離脱します。

予防策

  • モバイルファーストの設計を基本方針にする
  • 制作途中でスマートフォン実機での確認を必ず行う
  • タップターゲットのサイズ(最低48px)、フォントサイズ(最低16px)を確認する
  • Google モバイルフレンドリーテストで問題がないか検証する

失敗事例5:契約内容があいまいなまま進める

何が起きるか

「修正は何回まで無料か」「サーバー・ドメインの管理は誰がやるか」「納品後のデータは誰のものか」といった点が曖昧なまま制作を進め、後からトラブルになるケースです。特に多いのが、修正回数の上限がなく際限なく修正要求が続くパターンと、追加機能の費用が事前に合意されていなかったパターンです。

予防策

  • 見積もり段階で「含まれる範囲」と「追加費用の条件」を書面で確認する
  • 修正回数の上限、デザイン確定後の変更費用を明確にする
  • ドメイン・サーバー・ソースコードの所有権を確認する
  • 保守契約の内容(対応範囲、対応時間、月額費用)を確認する

失敗事例6:公開後の運用計画がない

何が起きるか

サイトを公開して満足し、その後一切更新しないパターンです。コンテンツが古くなり、検索順位は徐々に下がり、最新情報を求めるユーザーからの信頼も失います。「ホームページは作って終わり」という認識が、最大の失敗原因の一つです。

予防策

  • 制作段階で「公開後の更新計画」を策定する
  • 月に1回以上のコンテンツ更新(ブログ、ニュース等)を計画する
  • Google AnalyticsとSearch Consoleを設置し、アクセスデータを定期的に確認する
  • 半年に1回はサイト全体の見直しを行う

失敗事例7:価格だけで制作会社を選ぶ

何が起きるか

「一番安い見積もりの会社に依頼したら、品質が低かった」という典型的な失敗です。格安の制作会社では、テンプレートの流用、SEO対策の欠如、レスポンシブ対応の不備、公開後のサポートなしといった問題が発生しやすくなります。

結局、別の制作会社に作り直しを依頼することになり、最初からプロに頼んでいた場合の2〜3倍のコストがかかったというケースも珍しくありません。

予防策

  • 最低3社から見積もりを取り、「なぜこの金額なのか」の内訳を確認する
  • 制作実績を確認し、実際にそのサイトを操作してみる
  • 価格だけでなく「期待できる成果」で比較する
  • 安すぎる見積もりには必ず理由がある(何かが省略されている)と考える

失敗事例8:修正・変更が際限なく続く

何が起きるか

社内の複数人から意見を集めた結果、「あれも変えたい」「これも違う」と修正が終わらなくなるパターンです。プロジェクトが大幅に遅延し、制作会社との関係も悪化します。

予防策

  • 社内の意思決定者を1〜2名に限定する
  • デザイン確認のフィードバックは期日を設けてまとめて伝える
  • 「好み」ではなく「目的に合っているか」を判断基準にする
  • デザインカンプ承認後の大幅変更には追加費用がかかることを事前に理解する

失敗事例9:コンテンツ戦略がない

何が起きるか

サイトの「箱」は立派に出来上がったのに、中身のコンテンツが薄い状態です。「とりあえず会社概要と事業内容だけ」で公開し、ユーザーが知りたい情報(実績、料金、よくある質問、お客様の声など)がない。結果として、サイトを訪問してもすぐに離脱されてしまいます。

予防策

  • 制作前に「ユーザーが知りたい情報」をリストアップする
  • 競合サイトのコンテンツ構成を参考にする
  • 最低限必要なコンテンツ:サービス詳細、料金、実績・事例、お客様の声、FAQ、会社概要、お問い合わせ
  • 公開後にブログやコラムで情報を継続的に追加する計画を立てる

失敗事例10:AI検索への対応を無視する

何が起きるか

2026年現在、ChatGPT、Gemini、PerplexityなどのAI検索エンジンで企業を探すユーザーが急増しています。従来のSEO対策だけでは、AI検索で自社が表示されない可能性があります。

AI検索はウェブ上の複数の情報源から回答を生成するため、「サイトにある情報がAIに読み取りやすい形式になっているか」が重要です。この対策を怠ると、競合ばかりがAI検索で推薦され、自社が取り残されます。

予防策

  • 構造化データ(Schema.org)を正しく実装する
  • llms.txtファイルを設置する
  • FAQページを充実させる(AIが回答に引用しやすい)
  • AI検索エンジンで自社名やサービス名を定期的に検索して表示状況を確認する
  • 制作会社にLLMO/GEO対策の経験があるか確認する

失敗を防ぐための発注前チェックリスト

上記10の失敗事例を踏まえ、WEB制作を発注する前に確認すべきポイントをまとめます。

  • サイトの目的とKPIは明確になっているか
  • ターゲットユーザーは具体的に定義されているか
  • 必要なコンテンツは洗い出されているか
  • SEO対策は制作要件に含まれているか
  • モバイルファースト設計が前提になっているか
  • AI検索対策(構造化データ、llms.txt)は要件に含まれているか
  • 契約内容(修正回数、追加費用の条件、所有権)は明確か
  • 公開後の運用・保守体制は決まっているか
  • 社内の意思決定フローは整理されているか
  • 制作会社の実績と得意分野は自社のニーズに合っているか

まとめ

  • WEB制作の失敗は、ほとんどが制作前の準備不足が原因
  • 目的・KPIの設定、コンテンツ戦略が制作成功の鍵
  • SEOとAI検索対策は「あとから追加」ではなく最初から設計に組み込む
  • 価格だけで制作会社を選ぶと、結果的に高くつくことが多い
  • 公開後の運用計画なしには、どんな良いサイトも成果を出せない
  • 発注前チェックリストを活用して、失敗リスクを最小限に抑える

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